市販のバイク用インカムは安いものでも5,000円前後、スピーカーを別に買うと1万円近くになります。そこで、手持ちのスマホとイヤホン、Bluetoothレシーバーを組み合わせて、ヘルメット用のインカムを自作しました。
結論から言うと、費用は約3,000円(レシーバーをセールで買えたので実質約2,000円)で、電話の通話と音声を聞くことができるようになりました。配線の見た目は、安い市販ヘッドセットより断然すっきりしています。ただし、仲間のバイクと直接つながる機能はありません。この記事では、使った部品、Arai XDへの取り付け方、できることとできないことをまとめます。
要点
- 部品はオーディオテクニカのイヤホン、Bluetoothレシーバー、100均のマジックテープだけ
- ヘルメットの耳部分のスポンジを外して、マジックテープでスピーカーを固定する
- スマホ経由の電話はできるが、市販インカムのような仲間との直接通話はできない
- 取り付けは自己責任で
バイクインカムを自作した理由
市販のインカムを調べたところ、本体が5,000円前後から、音質のいいスピーカーを付けると合計1万円くらいになりそうでした。私の使い方はスマホの音声を聞いたり電話を受けたりする程度なので、そこまでの機能はいりません。
それなら手持ちの部品で作れるのでは、と思ったのがきっかけです。作るのが好きなので、半分は趣味です。
用意するもの
| 部品 | 使ったもの | 役割 |
|---|---|---|
| スマホ | 手持ちのもの | 音源・通話 |
| スピーカー | audio-technica ATH-EQ300M(耳掛け式のオープン型) | 耳元のスピーカー |
| Bluetoothレシーバー | AUKEY BR-C13(3.5mmプラグ) | スマホと無線でつなぐ |
| 固定具 | 100均の両面テープ付きマジックテープ | スピーカーをヘルメットに貼る |
スピーカーにATH-EQ300Mを選んだのは、オーディオテクニカ製で音が良く、耳掛け部分を外すと薄くなるからです。

マジックテープ

audio-technica オープン型オンイヤーヘッドホン 耳掛け式 ブラック ATH-EQ300M BK
レシーバーは私が使ったAUKEY BR-C13(2019年当時)のほか、1,000円前後で買えるものもあります。販売が終わっていることもあるので、3.5mmプラグに挿せてマイク付きのものを選んでください。

AUKEY Bluetoothレシーバー ブルートゥースオーディオレシーバー 3.5mmミニプラグ接続 クリップ付き 2年間保証 ブラック BR-C13

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ヘルメットへの取り付け方(Arai XD)
1. イヤホンを分解してスピーカーだけにする
ATH-EQ300Mのカナル部分(耳に掛ける部分)は使わないので外します。スピーカーの裏側に、マジックテープの片方を貼ります。

外して写真のような状態へ

2. ヘルメットの耳部分のスポンジを外す
Arai XDは、耳の位置のスポンジに「スピーカー取り付けの際は外して下さい」と書かれていて、外せるようになっています。外したところに、マジックテープのもう片方を貼ります。

みたいについているので外してしまう
3. スピーカーを付けてコードを口元へ回す
スピーカーをマジックテープで貼ります。このとき、イヤホンジャックが口元に来るようにコードの取り回しを考えながら位置を決めるのがコツです。

取り回しを考えながら取り付ける
4. レシーバーを顎の下に留める
イヤホンジャックにBluetoothレシーバーを挿し、クリップで顎の下あたりに留めます。これで電話の通話もできるようになりました。
自作インカムでできること・できないこと
| 自作インカム | 市販インカム | |
|---|---|---|
| スマホの音声を聞く | できる | できる |
| 電話を受ける・かける | できる | できる |
| LINE通話などのアプリ通話 | できる | できる |
| 仲間のヘルメットと直接つながる通話 | できない | できる |
| 費用 | 約2,000〜3,000円 | 5,000円前後〜 |
市販インカムは、仲間のヘルメット同士をBluetoothで直接つなげるのが大きな強みです。自作の場合はスマホのアプリ経由になるので、相手もスマホとイヤホンを用意して、アプリで通話をつなぐ必要があります。そのかわり電波の届く範囲を気にしなくてよく、ネットにつながっていれば離れていても話せます(理屈の上の話で、私は長距離では試していません)。
ツーリング用のインカムアプリを開発しています
自作インカムは安く作れますが、上に書いたとおり、仲間と話すには市販インカムかアプリでの工夫が必要です。
そこで今、ツーリング中に仲間と話すためのインカムアプリを自分で開発しています。公開したら、このブログでお知らせします。
まとめ
- オーディオテクニカのイヤホンとBluetoothレシーバーで、約3,000円でインカムを自作できた
- Arai XDは耳のスポンジを外せるので、マジックテープでスピーカーを固定しやすい
- 電話や音声は聞けるが、仲間と直接つながる機能はない
- ツーリング用のインカムアプリを開発中。公開したらこのブログでお知らせします
多くの都道府県の規則では、イヤホンなどで周りの音が聞こえない状態での運転が禁止されています。音量は小さめにして、クラクションやサイレンが聞こえる状態で、自己責任で使ってください。
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