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ZX-10R D型のプラグ交換|低回転の不調が直った手順と失敗

投稿日:2020年7月12日 更新日:

ZX-10R D型(2006年式)で、2000rpmあたりからエンジンがゴボゴボして発進もままならない症状が出ました。バッテリーを替えても直らず、プラグを交換したら直りました。

カワサキ ZX-10R D型(2006年式)の外観

この記事では、自分でプラグを交換したときの流れ、使ったプラグの品番と締め付けトルク、お店に頼んだ場合の工賃、そして作業中にやらかした失敗をまとめています。

要点

  • 低回転だけ調子が悪く、高回転は問題ないなら、プラグを疑う価値があります
  • プラグはNGKの CR9EIA-9(ストックNo.6289)、締め付けトルクは 13N・m(1.3kgf・m) です
  • D型はタンクを外さないとエアクリーナーボックスが外れませんでした
  • 撮影しながらで約3時間かかりました。慣れていない方は時間に余裕を持ってください

交換風景の動画

作業の流れはYouTubeにまとめています。文章だけではわかりにくいところは動画で確認してください。

症状:2000rpm付近でゴボゴボして発進できない

久しぶりにZX-10Rに乗ったところ、発進時に違和感がありました。少し走っていると2000rpmあたりでゴボゴボして、発進もままならない状態です。高回転まで回してしまえば問題ないのに、低回転が全然ダメでした。

最初に疑ったのは次の2つです。

  • インジェクションが詰まった
  • バッテリーが弱っている

先にバッテリーを交換したが直らなかった

バッテリーは上がりかけていたので、まずこちらを交換しました。使っていたのは3,000円くらいの中華バッテリーで、交換したのも同じくらいの価格(Amazonで2,900円)のPERFECT POWER PT12B-4です。YT12B-BS(YT12B-4)互換として売られているバッテリーです。

PERFECT POWER PT12B-4 バイク用バッテリー
PERFECT POWER PT12B-4 バイクバッテリー充電済 互換 YT12B-4 YT12B-BS FT12B-4 GT12B-4 即利用可電済 即使用可能 ドラッグスター 4TR フェーザー FZ6-S FZ400

ところが、バッテリーを替えて走っても症状は変わりませんでした。前回のプラグ交換が約10,000kmのときで、このとき走行距離は約20,000km。約10,000km使ったプラグを疑って、交換することにしました。

なお、バッテリーが弱ってセルが回りにくいときは、バッテリーレスキットという手もあります。自作した記録はバッテリーレスキットを自作|回路図と容量計算【KSR80】にまとめています。

プラグ交換に必要なもの

工具

  • 六角レンチ
  • プラグレンチ
  • ドライバー
  • ラジオペンチ
  • トルクレンチ

部品・消耗品

  • プラグ:NGK CR9EIA-9(ストックNo.6289)×4本
  • ウエス
  • パーツクリーナー
NGK イリジウムプラグ CR9EIA-9
Kawasaki zx10r-z1000 / SX/versys-1400 zzr-gtr-lot 4 BOUGIES NGK cr9eia-9 (パーツ)

ZX-10R D型のプラグ交換の流れ

1. シートとカウルを外す

まずシートとカウルを外しました。

2. タンクを外す

D型はタンクを外さないとエアクリーナーボックスが外れませんでした。タンクを外したのはこのときが初めてでした。

3. エアクリーナーボックスを外す

タンクを外すと、エアクリーナーボックスはすんなり外れました。固定しているネジは全部外してから持ち上げてください。私はここで失敗しました(後で書きます)。

4. プラグを外して新しいものに替える

プラグキャップ(イグニッションコイル)を抜いて、プラグレンチで古いプラグを外します。新しいプラグは手で回せるところまで入れてから、トルクレンチで 13N・m(1.3kgf・m) で締めました。締めすぎるとネジ山を傷める恐れがあるので、トルクレンチを使うことをおすすめします。

5. 外した部品を元に戻す

外したときと逆の順番で戻します。

結果:低回転の不調が直った

プラグを交換したら、2000rpm付近のゴボゴボは直りました。

同じように、低回転だけ調子が悪くて高回転は問題ないという方は、プラグ交換を試してみる価値があると思います。

苦労したところ・失敗したこと

エアクリーナーボックスが外れない

最初はタンクを外さずにエアクリーナーボックスを外そうとして、なかなか外れず悩みました。タンクを外したらすんなり外れました。

ネジを外しきらずに引っ張ってしまった

5個外さなければならないネジを3個しか外さずに引っ張ってしまい、インシュレーターまで外すことになりました。壊れはしませんでしたが、インシュレーターを外すのは特殊工具がないと非常に時間がかかります。私はたまたま持っていたので助かりました。

作業時間は、YouTubeの撮影をしながらだったこともあり、インシュレーターの作業を含めて約3時間かかりました。

お店に頼むといくら?

2026年10月に調べた料金です。

依頼先プラグ交換の工賃備考
2りんかん(公式サイト)1本1,100円(税込)工賃のみ、部品代は別。車種により工程・工賃が変わる
水戸2りんかん(店舗ブログ、2024年10月)1本880円カウルやタンクの脱着は追加工賃がかかる場合あり
2りんかん「ライダーズアカデミー」の解説多気筒は1気筒2,000円前後が目安合計8,000円以上になることもある。フルカウル車は高くなる傾向

ZX-10Rは4気筒なので、工賃だけで1,100円×4本=4,400円です。D型はカウルとタンクを外す必要があるので、実際にはその脱着の工賃が上乗せされ、ライダーズアカデミーの目安どおり8,000円以上になることもあると思います。これにプラグ4本の部品代がかかります。正確な金額はお店で見積もりを取ってください。

自分でやれば、かかるのはプラグ代だけです。ただしプラグ交換は、手順を間違えるとエンジンの故障につながります。プラグ穴にゴミを落としたまま組むと、エンジンを壊す原因にもなります。ある程度の知識と工具がない場合や、不安がある場合はお店に頼んでください。

まとめ

  • ZX-10R D型で2000rpm付近のゴボゴボが出たときは、バッテリー交換では直らず、プラグ交換で直りました
  • プラグはNGK CR9EIA-9、締め付けトルクは13N・mです
  • D型はシートとカウル、タンクを外すとエアクリーナーボックスが外しやすくなります
  • エアクリーナーボックスのネジは全部外してから引っ張ってください。私は3個しか外さずに失敗しました
  • お店に頼むと工賃だけで4,400円〜、カウルとタンクの脱着が加わるとさらに上がります

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